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2013年12月 |
2013.12.30(月)愛知県 豊川市
●冬の妖精・その2(イチモジフユナミシャク)
Nikon D300s DX40mm 内蔵フラッシュ+SB-700(スレーブ)
再びフユシャクを探しに出かけました。
早朝の公園は人影も少なく、ほぼ貸し切り状態。張り切って捜索を開始したのですが、見つかるのはキノカワガばかり。2時間ばかり探して、ようやく街灯近くの人工物でシロオビフユシャクのオスが見つかりました。できれば自然な状態で見つけたいのですが・・・。と思っていたら、トイレに入ったところ、壁にとまっているイチモジフユナミシャクのオスがいました。う〜む。
一応証拠写真を押さえ、近くの桜並木を探したところ、イチモジのメスが見つかりました。とまっていたのは日陰に生えている木で、幹の南東側でした。上の写真はDX40mmでの撮影。ピントリングのバックラッシュが気になるのですが、個人的に画角が好み。
シロオビフユシャクのメスも探したのですが見つからず、来年への課題です。(シロオビのメスは面白い形をしているのです。)今日も昼食を自宅でとる予定だったので、昼前に撤収。今年の撮影はこれで終わりです。
・・・それでは皆さん、良いお年を。
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2013.12.28(土)愛知県 豊川市
●冬の妖精(イチモジフユナミシャク)
D300s Micro60mm 内蔵フラッシュ+SB700(スレーブ)
ムラサキツバメのその後も気になるのですが、今日は道路が込んでいると思ったので中止し、代わりに近場の公園へフユシャクを探しに行きました。今年はもう少し早い時期からフユシャクの捜索に時間を割きたかったのですが、またしても例年通り年末になってしまいました。
公園に到着して歩いていると、急に空気が冷たくなったと感じました。あれっ、と思って数歩下がると、明らかに気温が違います。と思ったら、雪が降って来ました。どうやら寒気の最前線だったようです。足元を何か這っていると思ったら、クロオビフユナミシャクのオスでした。柵にとまっている個体も発見。
メスが見つかりませんが、昼食の時間が近づいてきたので引き返そうかと思ったところで、ソメイヨシノの幹にイチモジフユナミシャクのメスが居るのを見つけました(上の写真)。でっぷりと膨れた腹に、長い足と退化した翅・・・。
例年より、やや早い出現でしょうか?。本種のメスは、薄い緑を帯びた白色をしていて、独特の美しさがあり、冬の妖精と言った感があります。
それにしても、先週のムラサキツバメ・ムラサキシジミと並べて見ると、同じチョウ類でもこれだけ違う生態に進化するのかと、その多様性にあらためて驚かされます。
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2013.12.22(日)愛知県 豊川市
●ムラサキツバメとムラサキシジミの越冬集団
Nikon 1 V1 DX40mm SB-N5+SB-700(スレーブ)
またやってしまいました。ぎっくり腰(今度は背中)です。
このところ休みになると症状が出るのはなぜでしょうか?。油断しているから?。私の場合、人生そのものが油断している気もしますが。
痛みをこらえ、必要最小限の機材と三脚を持って、車で出発。・・・背中が痛いのに三脚なんか持って行くのかと思われるかも知れませんが、スレーブストロボを左手で持つことを考えると、その方が楽なのです。GITZOの三脚に対する私の信頼は絶対で、いざという時は松葉杖の代わりになると思っています。
M公園のムラサキツバメのA集団は12頭にまで減っていました。(左の写真)。隣のB集団も3頭に減っていました。
一方、ムラサキシジミの集団は、3頭がそのまま残っていました(右の写真)。
先週までは一番上の個体の頭が見えなかったのですが、今日は微妙に位置が変わってシャッターチャンスとなっていました。光がうまく回らないので、SB700の頭にコンビニの袋をかぶせて撮影。しかし、こうして並べて見ると、とまっているのがムラサキツバメは常緑樹の葉表で、ムラサキシジミは枯葉の間。それぞれの習性が対照的ですね。
早いもので、自宅近くでもフユシャクが飛ぶ季節になりました。いよいよシーズン開幕です!。一度は、夜間の撮影にも挑戦したいのですが、さてどうなるか・・・。
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2013.12.15(日)愛知県 豊川市
●ムラサキツバメ越冬集団・その後
Nikon D300s DX Fisheye10.5mm 内蔵フラッシュ+SB700(スレーブ)
昨日は定期検診のため出かけられず、今日は家族が不在なので飼い猫と留守番なのですが、早朝から時間を取って先週の越冬集団がどうなったか見に行く事にしました。
ムラサキツバメの集団は14頭に減っていましたが、すぐ近くに4頭の集団が出来ていました。・・・数え間違っていないと思いますが、残り1頭は行方不明。
一方ムラサキシジミの越冬集団はそのままでしたが、乗っている枯れ枝がついに折れて別の枝に引っ掛かり、非常に不安定な形になっていました。この先大丈夫でしょうか?
少し離れたM2公園をチェックしてみると、単独のムラサキツバメが2頭いた他、2頭の集団がありました。この公園はマテバシイが多く植えられているのですが、それらの間隔が広くスカスカな状態で、強風が吹き渡っていました。越冬場所はいずれも木の南東側でしたが、何でこんな所にと思うような、強風で揺れる所でした。どの個体も越冬場所選びに苦労している感じです。今シーズンは色々な環境での越冬場所を調べるのが目標だったので、これはこれで収穫です。
猫が気になるので、10時前に撤収。家の玄関を開けると、案の定、すごい勢いで飛んできました。「ニャー!」
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2013.12.07(土)愛知県 豊橋市 → 豊川市
●ムラサキツバメ祭り
Nikon COOLPIX P7700 内蔵フラッシュ+SB700(スレーブ)
今日は豊川市のM公園へ行こうと、早朝から車で出発したのですが、普段走らない道のためとんでもない方向に向かってしまい、気がつけば「ようこそ豊橋市へ」の看板を追い抜いていました。
う〜ん、慣れない事はするものでは無いなと思いましたが、ついでに先週見つけた越冬集団がどうなったか見に行く事にしました。S2公園に到着してみると・・・集団がなくなっているではありませんか!。あまり日当たりのよくない場所だったので、引っ越ししたのでしょうか?。探してみると、マテバシイ上に単独の個体が2頭と、シュロの上(!)に2頭の集団が居ました。後者は、間違いなく先週は居なかった場所です。
時間があったので、本来の目的地であった豊川市のM公園に行く事にしました。ここは10数年前にマテバシイやスダジイが植えられた所で、それらが程良い高さに成長していました。目をつけていた場所を探したところ、ムラサキシジミの3頭の集団がありましたが、ムラサキツバメはなかなか見つかりません。何か見落としているのではないかと思いもう一度同じ場所を捜索すると、マテバシイの枝に枯葉の塊が引っ掛かっていました。
ハハハ、こんなものがムラサキツバメに見えるなんて、本当にどうかしてい・・・
「デカルチャーッ!\(◎o◎)/!」
本当に、のけぞってしまいましたよ。
それは正に越冬集団でした。数えてみると全部で19頭・・・これだけ見られるとはちょっと予想外です。そこは風の当たらない場所でしたが、それほど日当たりが良いかというと、ちょっと疑問な感じです。
さて、撮影です。望遠ズームやマクロレンズでも撮影しましたが、集団に奥行きがあるので、少し絞り込んだぐらいでは全体にピントが来ません。ここはむしろ、撮像素子の小さなCOOLPIXの写真がなかなか良い感じでした。例によって、裏技の要領でSB700をスレーブ発光しています。(一眼レフで撮影した写真も専用のページに掲載しています。興味のある方はご参考まで。)
さらに、帰り際に立ち寄った公園でも単独の2頭を発見。今年は私にとって、ムラサキツバメの当たり年のようです。
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