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2015年8月 |
2015.8.23(日)愛知県 豊橋市 豊橋公園
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●アゲハチョウの乱舞
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早朝から豊鉄バスに揺られて豊橋公園に向かいました。
狙いは、クサギの花に群れるアゲハ類の飛翔写真です。
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市役所前で下車。歩道橋を渡って豊橋市公会堂へ行ってみると、花壇の花に沢山のイチモンジセセリが群れていました。彼らは日本列島を北から南へと大移動する事で知られていますが、同じような習性を持つアサギマダラに比べて話題になりません。
少しカメラを向けてみたのですが、どんより曇った天候のためメリハリのない写真になってしまいました。
隣接する豊橋公園に移動し、クサギの咲く歩道へ。
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写真@:クロアゲハ Nikon 1 V3 70-300mm
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クサギの花は満開。剪定の時期が悪いと全く花をつけていない事がありますが、今年は大丈夫だったようです。
到着した頃は蝶の姿は見当たりませんでしたが、やがて多数の個体が吸蜜にやって来ました。種類はクロアゲハが圧倒的に多く、例年この時期は殆ど汚損した個体なのですが、今日は新鮮な個体が目立ちました。
一方、カラスアゲハやモンキアゲハ、ナガサキアゲハは全く見られませんでした。ちょっと意外な感じです。
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_写真A:クロアゲハ Nikon 1 V3 70-300mm
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天候が回復して暑くなるとクロアゲハは次第に減り、ナミアゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハが増えました。
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写真B:キアゲハ Nikon 1 V3 70-300mm
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写真C:ナミアゲハ Nikon 1 V3 70-300mm
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V3を手に入れたこともあって今シーズンは飛翔写真を主に撮っていますが、実際、過去10年で撮ったのと同じくらいの数の飛翔写真をこの半年で撮っているような気がします。機材が写真を変えるという言葉をよく聞きますが、私にとってV3の導入は、銀塩からデジタルに移行して以来の大革命でした。
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2015.8.14(金)愛知県 豊川市
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●チャバネセセリの飛翔
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まだ体調が万全でないので、あまり遠くへ行こうと言う気が起きません。昨年の写真を振り返ったところ、この時期にチャバネセセリの飛翔写真を撮っていたのですが、その結果に満足できないので撮り直しに行くことにしました。
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写真@:Nikon 1 V3 70-300mm 三脚使用
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早朝の公園には、犬の散歩をさせている人しかいません・・・。早速ムクゲの花を見に行くと、既にお目当てのチャバネセセリが吸蜜に来ていました(写真@)。本種は年に数回発生していますが、この時期に一番数を増やすようです。
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写真A:Nikon 1 V3 70-300mm 三脚使用
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近くにお地蔵さんがあるので、それを背景に入れた飛翔写真に挑戦です。
花から飛び立つ瞬間や、近くの梢で日光浴している個体が飛んでくるところを狙いました。今日は珍しく三脚を使用しましたが、じっとシャッターチャンスを待つ様な撮影では、やっぱり使った方が楽チンです。
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ピントの位置は、花に合わせたり、その前後の空間に合わせたりしたのですが、横向きの姿を捉えるには花に合わせるのが一番歩留まりが良かったです。考えてみれば当たり前ですが・・・。
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写真B:Nikon 1 V3 70-300mm 三脚使用
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同じ花で仲良く2頭が吸蜜する事もあれば、出くわした途端すぐさま追飛に移ったり、1頭が飛び立つともう1頭も釣られて飛び立つ事もありました(写真B)。その様子は、観察しているとなかなか微笑ましいです。
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写真C:ミノガ Nikon 1 V2 PD10-30mm 内蔵フラッシュ+SB-700(スレーブ発光)
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写真Cは、おまけのミノムシ君。最近全国的に数が減っていると聞きますが、個人的にはあまりそういう感じがしません。実際のところどうなんでしょうか?
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2015.8.02(日)愛知県 豊川市
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●サトキマダラヒカゲの飛翔(双眼鏡について)
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このところ体の具合がよろしくないのですが、今日は少しマシになったので、車で市内の公園に出かけました。
ここには樹液を出すクヌギが多くあり、ジャノメチョウの仲間がよく来ているのが見られます。現場に到着し、双眼鏡でポイントをチェックして行くと、高い所にいるサトキマダラヒカゲを発見(写真@)。背景に木漏れ日を入れ、内蔵フラッシュの光量を−1.3補正して渋めの写真にしてみましたが、この場合は思い切って完全なシルエットにした方が面白かったかも?。
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写真@:サトキマダラヒカゲ Nikon 1 V3 70-300mm 内蔵フラッシュ
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近くの「樹液酒場」では、数頭の個体が樹液を吸ったり追飛しあったりを繰り返していました。大抵の場合は樹液を吸っている個体に別の個体が絡んで来て追飛となるのですが、枝先や幹にとまっていて、近くに来た個体を追い回す奴も見られました。
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_写真A:樹液を吸う個体に絡む2頭 Nikon 1 V3 70-300mm
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写真Aは3頭が絡む様子。樹液を吸っている個体は、他の2頭が絡んで来ても粘っていましたが、やがて同じように飛んで行きました。あるいはメスだったのでしょうか?。私には本種の雌雄の区別がよく分かりません。
ISO・12800での撮影のためかなりのノイズですが、これでもD300sのISO・3200より、はるかに良好です。私の場合、蝶の飛翔写真を撮るには1/1600秒のシャッターを目安にして、その速度を維持できる感度を設定するようにしています。
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手元の図鑑数冊を見ると、本種は夕方活発に活動すると書かれていますが、早朝にも占有行動するようです。面白いもので、9時を過ぎるとパタッと活動が止みました。ジャノメチョウの仲間では他に、ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)とヒメジャノメが見られました。
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写真B:ヤマトシジミの交尾 Nikon 1 V3 PD10-30mm
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暑いので引き返し始めたところ、池の脇にある立ち入り禁止のネットに、何か白いものがあるのに気がつきました。よく見ると、それは交尾中のヤマトシジミでした(写真B)。
人工物の上なので普段はあまり撮らない条件でしたが、標準ズームで絞りをある程度絞って、背景に噴水を入れてみました。これはこれで面白い写真になりました。
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写真C:蝶の撮影機材(Nikon 1 V1 10-30mmで撮影)
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写真Cは今日使った機材。蝶の成虫であれば、特殊な写真でない限り、これだけで十分のような気がしてきました。いつもはサブにV2を持って行きますが、今日は体の具合が万全でないので・・・。
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右下の双眼鏡は、知る人ぞ知る「ニコン・遊(ゆう)」です。重量わずか65g!。2010年の購入以来、撮った蝶の半分位はこの双眼鏡で見つけているだろうと思います。ちなみに、その前はもっと大きいのを使っていました。
双眼鏡は、移動せずに複数のポイントをチェックしたり、蝶の種類や鮮度を確認するのに役立ちます。もちろん、生きている蝶を鑑賞したり行動を観察するのにも欠かせません。一度使い始めると手放せなくなるくらい便利なので、これから蝶の観察・撮影を始めようとする人にお勧めします。
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ところで、この「遊」とNikon 1 V3には、共通のデザインを感じるものがあります。同じメーカーなので当たり前かも知れませんが、もしかして同一人物のデザインではないかと睨んでいます。
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