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2015年7月 
2015.7.19(日)山梨県 北杜市
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●オオムラサキ弾丸ツアー2015
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2年ぶりに北杜市のオオムラサキを見に行って来ました。もっと地元に近い所でオオムラサキを探そうかと思ったのですが、確実に見られる場所と言う事で、やっぱり行く事にしました。
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名古屋経由でJRの「しなの1号」に乗り、塩尻で普通列車に乗り換えて「日野春駅」で下車。(この経路が一番早く到達できるのです。)オオムラサキセンター周辺に広がる雑木林へ向かいました。2年前に樹液が多く出ていたクヌギをチェックしたのですが、樹液は少し出ているものの、スズメバチやカナブンが数匹来ているだけでした。オオムラサキ自体は時々飛んでいるのを目にするので、林縁部の枝先を見て行くと、新鮮なメスが休んでいるのを見つけました。
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 写真@:オオムラサキのメス Nikon 1 V3 70-300mm
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この個体、最初は日なたに翅を閉じてとまっていたのですが、ゆら〜っと滑空して来て、日陰の萩の枝で翅を広げました(写真@)。
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 写真A:オオムラサキのオス Nikon 1 V3 70-300mm
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オスも見たいと思い探したところ、エノキやクヌギの梢で占有行動している個体を見つけました・・・が、かなり高い場所なのでなかなか思うように撮れません。ようやく比較的低い位置に降りて来たのが、写真A。フルサイズ換算800mm相当でこれが限界でした。こういう時レンズ一体型の高倍率ズーム機があればと思った次第。
近くのクヌギのかなり高い場所には、数頭の個体が盛んに出入りしている場所があったので、あるいは樹液が出ているのかも知れません。
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 写真B:ジャノメチョウのメス Nikon 1 V3 70-300mm
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その他の蝶では、ジャノメチョウが目立ちました。・・・って、林縁部を選んで歩いているので、そういう場所には大抵食草のススキが生えているからです。
殆どがオスで、メスを見かけたのは写真Bの1頭のみでした。そう言えばジャノメチョウに出会う時はなぜかオスばかり見ている気がするのですが、これは時期的にそうなんでしょうか?。
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帰りは塩尻駅で、前から気になっていた立ち食いそばを食べました。同じ店舗が改札の外で普通のそば屋をやっているのですが、地続きの改札の内側には定員が2人(!)という極狭の店舗があるのです。面白いので、機会があれば一度行ってみて下さい。
気になるお味の方は・・・まあまあかな。
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家に着いたのは9時半を回っていました。あ〜疲れた。
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2015.7.11(土)愛知県 新城市 愛知県民の森
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●クロヒカゲモドキ
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今週末は山梨へオオムラサキ遠征に行くつもりで準備していたのですが、急遽、週明けに東京まで出張することになりました。
かなり悩んだのですが、来週もう一度チャンスがありそうなので、行き先を近場に変更。なにしろ、山梨まで弾丸ツアーを行うと数日間は疲れてヘロヘロになるので・・。
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 写真@:クロヒカゲモドキ Nikon 1 V3 70-300mm
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てな訳で、山梨まで5時間の旅に代わり、飯田線で1時間の旅です。
三河槇原駅で下車し、愛知県民の森に向かいます。蒸し暑いものの、適度に風があって快適なハイキングでした。
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県民の森では20年以上前にオオムラサキを見た事があるのですが、その後は全く見た事が無く、今や遠い幻です。続いて幻になるかも知れないと心配しているのが、写真@のクロヒカゲモドキ。展示林の歩道を歩いていて足元から飛び出しました。ここ数年見ていなかったので、生息が確認できてホッとしました。もう1種、幻になりそうなホソバセセリは、時期的に早いのか、見られませんでした。
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 写真A:アケビコノハの幼虫 Nikon 1 J1 PD10-30mm
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園内ではハギの花が咲いていましたが、まだ蕾の株が多かったです。ハギは多くの蝶類の食草なので、探してみましたが、お目当ての幼虫は見つからず。
森の入口近くのフェンスにアケビの蔓が絡んでいて、アケビコノハの若齢〜中齢幼虫が数頭見られました(写真A)。
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今回、いつものV2に代わって久しぶりにJ1を連れ出しました。バッテリーがV3と共用できるので、トータルでかなり軽量化できるためです。古い機種ですが、特に低感度や彩度を落とした時の描写はV2やV3より好みです。ピクチャーコントロールの設定は、写真Aはニュートラル、写真Bはポートレイトです。
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 写真B: Nikon 1 J1 PD10-30mm
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早めに昼食を取り、疲れる前に、昼過ぎの電車で撤収。
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2015.7.07(火)愛知県 豊川市
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●ご近所の幼虫たち
 
 写真@:シャチホコガの幼虫 Nikon 1 V3 70-300mm
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今日で(個人的な)夏休みも終わりだと言うのに、あいにくの雨模様です。ていうか、全然晴れの日が無かったんですけど。
ダメで元々だと思い、朝から再び市内の公園へ。
小雨が降っているにもかかわらず、モンシロチョウやダイミョウセセリ、モンキアゲハが活動していました。
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歩道を歩いていたところ「ピキィーン」と電波が飛んで来た(?)ので振り返ると、カエデの枝にシャチホコガの幼虫がぶら下がっていました(写真@)。シャチホコガの幼虫は、幼虫に似つかわしくない長い脚が特徴ですが、それを胸の前で畳み何か祈るような姿勢です(左下が頭です)。遠目で見ると、萎れた葉が引っ掛かっているようにしか見えません。近くでは、さらに巨大な終齢幼虫が食事中でした。
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 写真A:「フィールドサイン」 Nikon 1 V2 10-30mm
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そう言えばこのところ成虫ばかりに目が向いて、昨年まで熱中していた幼虫探しが疎かになっているなあ。・・・などと思いながら歩いていると、地面に小指の爪の半分ほどもある昆虫の糞が転がっていました(写真A)。いわゆる「フィールドサイン」という奴です。非常に特徴的な形をしていますね。
見上げると、これまた巨大なオオミズアオの幼虫がいました(写真B)。最近成虫もあまり見かけないので、うれしくなってしまいました。右が頭ですよ。 Ξ(((゜<
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 写真B:オオミズアオの幼虫 Nikon 1 V2 10-30mm
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透き通るような体の色を表現しようと、新しく手に入れたLEDライト(LD-1000)を逆光気味に当ててみたのですが、スレーブフラッシュに比べると明らかに光量不足で、絞り込むと殆ど効果がありませんでした。・・・あまり近づけ過ぎると虫が怖がりそうだし。写真Bは自然光のみで、露出補正しています。
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LEDは、例えば薄暗い場所にいる昆虫を高感度、絞り開放で撮る時などの補助光に使った方が良いかも知れません。
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そうこうしているうちに雨が本格的に降って来たので撤収です。
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2015.7.02(木)愛知県 豊川市
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●ご近所の蝶たち
 
 写真@:吸水するウラギンシジミ Nikon 1 V3 70-300mm
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世間は平日ですが、私は夏休みの分散取得のため、変な時期に休みを頂いています。
せっかくの休暇だと言うのに、週刊天気予報に晴れマークは無し。今日は午後から天候が回復傾向のようなので、午前中に用事を済ませ、その足で市内の公園を訪れました。
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平日の雨上がりという事もあってか、人の姿は少なく撮影には好都合でしたが、全体的に蝶の姿も少なかったです。
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まずは、池の周りでウラギンシジミが吸水しているのを見つけ、撮影していると翅を広げました。(写真@)
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 写真A:クロコノマチョウ Nikon 1 V3 70-300mm
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おや、昨年発生した秋型のクロコノマチョウがまだ生き残っている?・・・と思ったのですが、さざ波模様がある事から、夏型のようです。左前翅がうまい具合に欠けているので惑わされました(写真A)。(稀に、5月や6月まで秋型が生き残っているのを見かけます。)左右の翅の形状が違うような気がするのは、目の錯覚でしょう。
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 写真B:ウラナミシジミの飛翔 Nikon 1 V2 PD10-30mm
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小さな蝶がハギの蕾に産卵して回っているので、何だろうと思ったらウラナミシジミでした。分かりにくいですが、かなり小さかったです。
この他、アゲハは、卵、若齢幼虫、終齢幼虫、新鮮なオスやボロボロのメスまで、あらゆる形態が見られました。オオスカシバはクチナシに産卵・・。季節は巡って行きます。
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今年は、昨年行けなかったオオムラサキ遠征に行こうとしているのですが、仕事の都合と天気がうまく噛み合う事を願っています。
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