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2015年4月 
2015.4.28(火)愛知県 新城市
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●ウスバアゲハとジャコウアゲハ
 
 写真@:宇連川の流れ Nikon 1 V3 10-100mm
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このゴールデンウィークはカレンダー通り出勤予定だったのですが、今週予定していた仕事が一部延期になり、1日だけ休みを取る事にしました。
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「うおおおお、山が呼んでいる!」
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という訳で、例年のごとく新城市の宇連川沿いのウスバアゲハ生息地を訪ねました。
写真@は宇連川の清流と水面に生える新緑。・・・この組み合わせが美しい場所なのですが、腹が立つ事に、最も美しいポイントの木々が見事に伐採されて悲惨な光景となっていました。毎年トラフシジミが産卵しているウツギの群落も、根こそぎでした。
察するに、電車の窓から美しい風景がよく見えるように木を切ったと思われますが、まったく最低だと思います。木も自然の一部です!。どこの観光課か地域振興課か知りませんが、必要以上の自然破壊は止めて欲しいです。(ーー゛)
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 写真A:ウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)Nikon 1 V3 10-100mm
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・・・気を取り直してウスバアゲハの撮影です。
到着した頃は日射しが弱く彼らの姿は見られませんでしたが、気温が上がるにつれ、次第に飛ぶようになってきました。見たところ、発生数は例年並みではないでしょうか。
写真Aは変わったアングルですが、梅林に咲くタンポポに来た個体を、石垣の下の道路から見上げて撮ったものです。梅林に入れないので仕方なくこの位置から撮ったのですが、これはこれで面白いかも?。
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 写真B:ジャコウアゲハ Nikon 1 V2 DX Micro 85mm
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やや日射しが弱くなるとウスバアゲハは飛ばなくなったので、ツツジの咲くポイントへ移動。案の定、黒色系のアゲハが来ていると思ってよく見ると、ジャコウアゲハでした。彼はツツジの周りを飛び回り、近づいて来るクロアゲハやマルハナバチを追い払っていました。写真Bは、吸蜜しているのではなく休んでいる状態。
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崖の岩肌やガードレールの裏を調べながら歩いている老夫妻がいました。不思議に思ったので何をしているのですかと話しかけてみると、蛾の幼虫を採集しています、と言う返事。「?」と思いましたが、捕虫瓶に入れた幼虫を見せてくれました。
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「もっと青味の強い、頭が(と言ったと思う)三角形の奴を探しています。愛知県では未確認なので・・・。」
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私の知識では協力できそうにないので、そのままお別れしました。
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2015.4.26(日)愛知県 豊川市
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●豊川の豊川(とよかわのとよがわ)
 
 ツマキチョウ:Nikon 1 V2 DX fisheye 10.5mm
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 ベニシジミ:Nikon 1 V3 10-100mm
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昨日ギンイチモンジセセリを見つけられなかった私ですが、記録を遡ってみると何と19年も見ていない事に気がつきました。
という事で、朝から用事を済ませ、そのまま車で豊川(とよがわ)の生息地へ。ここは90年代後半に砂利の採取場となり、ギンイチの生息地だったススキの群落はベルトコンベヤの下となってしまった所です。今では事業が終了し、取り残された機械類と砂利の山は、草木に覆われています。昨年の4月は生息が確認できなかったのですが、それは時期が早かった可能性があると考えました。
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ポイントに着いてみると、こんなにスゲが多かったかなと言う位にスゲが生えていて、ススキが生えているのは申し訳程度の面積となっていました。近くの畑も耕作していない所が増え、枯れたセイタカアワダチソウに覆われていました。モンシロチョウが少ないのは、そのせいか?。
自然の残った場所も、大規模な道路工事の予定地となっているらしく、もはや風前の灯火です。
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結局ギンイチは全く確認できず。他の蝶も、20年前に比べれば半分位の種類しか見られませんでした。
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飛んでいる蝶も鮮度がイマイチのものが多かったですが、できるだけ綺麗な個体を狙って飛翔写真に挑戦です。
昼食を家で食べるため、1時間ほどで退散。
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2015.4.25(土)愛知県 豊橋市 豊橋公園
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●ツバメシジミの産卵
 
 ・ツバメシジミ:Nikon 1 V2 DX Micro85mm
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 ・ミノウスバの幼虫:Nikon 1 V3 PD10-30mm 内蔵フラッシュ
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せっかくの連休初日ですが、今日は午後から用事。午前中に帰れる場所と言う事で、バスに乗って豊橋公園に行きました。
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公園に入ると「除草作業をしています」という看板が・・・。嫌な予感がしますが、まずは朝倉川の河川敷をチェックしてみました。少し離れた場所にギンイチモンジセセリの生息地があるらしいのでこちらも期待したのですが、食草のススキはまばらに生えているものの、それらしき蝶影は無し。
この辺りツマキチョウが少なかったのですが、豊川沿いの畑の方に行くと飛んでいるのが面白かったです。
アオスジアゲハ、ヒメウラナミジャノメ初見。
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1枚目の写真は、シロツメクサに産卵するツバメシジミ。もうちょっと分かり易い写真にしたかったのですが・・・。この後、草刈り作業が始まったので、幼虫の運命が心配です。
2枚目の写真は、マサキの木で見つけたミノウスバの終齢幼虫。撮り易い場所だったので、秋の成虫にも期待です。
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このゴールデンウィークは、目が回るくらい仕事が忙しいので飛び石連休になりそうですが、できるだけ時間を作って出かけたいと思います。
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2015.4.12(日)愛知県 岡崎市
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●ベニシジミとギフチョウ
 
 Nikon 1 V2 PD10-30mm
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 Nikon 1 V2 PD10-30mm
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今取り組んでいる仕事が来週以降、修羅場を迎えそうな雰囲気なので、ギフチョウの撮影はこの週末が最後になりそうです。昨日(11日)は予想外に良い天気だったので、出かけなくて「しまった」と思ったのですが、今日も何とかなりそうな天気予報です。
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例によって名電山中駅で下車。先週は途中の農道でベニシジミが全く見つからず不思議に思っていたのですが、今日も1頭しか見つかりませんでした(1枚目の写真)。昨年はあんなに多かったのに・・・。
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湿地に到着するとまたベタ曇りです(>_<)。他にする事が無いので、羽化したての個体を探してうろうろ。
9時過ぎに少し空が明るくなったところで、ふと道路脇に目をやると、笹の上に翅を広げたメスが居て驚きました。通りかかった人に「羽化直後のギフチョウですよ」と教えてあげたのですが、後で写真を見ると、わずかに擦れている?ようです。
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ところがこの個体、もう少し暖かくならないと活動しないだろうと思い、湿地の奥の方を見に行って帰ってみると、影も形も無くなっていました。結局、今日見られたギフチョウはこれ1頭のみ。ちょっと残念ですが、今年は3回ギフチョウを撮りに行って3回とも撮影できたので、満足すべきなのかもしれません。
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先月静岡の枯山でお会いしたAさんや、ブログ「蒼い颯に乗る」のNさんとお会いし、名前(ブログ)と顔が一致するという経験をしました。このHPを見て頂いていたようで、ありがたい事です。
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昼過ぎに撤収したのですが、歩いているうちに日射しが強くなり暖かくなりました。
農道わきのモンシロチョウやモンキチョウを撮りながら駅に戻りました。
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2015.4.04(土)愛知県 岡崎市
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●五里霧中(?)のギフチョウ撮影行
 
 ・霧の中を行く Nikon 1 V2 PD10-30mm
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 ・飛び立つギフチョウ Nikon 1 V3 10-100mm
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3連休にすれば1日くらいは晴れるだろうと思い、昨日(4月3日)に休暇を取得したのですが、あいにくの雨でした。今日もダメかなと思ったのですが、データ放送の気圧配置図と衛星写真を見ると、晴れ間が出そうな雰囲気。思い切って出かける事にしました。
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名電山中駅で下車すると、「なんじゃこりゃ!」というくらい霧が濃かったです。この霧は農道を歩いて行くうちに晴れて来ましたが、天候はベタ曇りです。ぶらぶら風景を撮りながら1時間くらい歩いて到着。ツツジの前では大勢のカメラマンがいたので遠慮する事にし、あまり人の来ないポイントに移動しました。
期待せずに待っていたのですが次第に空が明るくなり、10時前には晴れ間が広がって数頭のギフチョウが飛ぶようになりました。
曇りの時は飛ばないと思っていたのですが、その後、日射しが無くなっても高い所を飛ぶ個体が見られました。
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2枚目の写真は、例によって「お気に入りフォト選択」での撮影。この個体は、木々が伐採されて更地になっている場所で日光浴と旋回を繰り返していましたが、これは恐らく占有行動だと思います。他の皆さんは有名ポイントの方に集中したらしく、こちらは私一人の貸し切り状態でした。近くのツツジやヤマザクラの高木にも吸蜜に来たのですが、手持ちのレンズでは短すぎて良い絵になりませんでした。
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まだまだ撮影のチャンスがありそうでしたが、家の用事があるので12時ごろ撤収。来週も都合がつけば再チャレンジしたいところです。
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