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2014年12月 
2014.12.30(火)愛知県豊川市
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●クモに襲われたイチモジフユナミシャク
 
 ・写真1:イチモジフユナミシャク(メス)Nikon COOLPIX P6000 内蔵フラッシュ
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 ・写真2:クモに襲われた個体:Nikon 1 V1 DX40mm SB-N5
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 ・写真3:シロオビフユシャク(オス):Nikon COOLPIX P6000
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昨日の午前中雨が降りましたが、その後に沢山のフユシャクが羽化しただろうと予想して出かけました。
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まずは柵の上でイチモジフユナミシャクのメスを発見。出来れば人工物以外の上にいるのを見つけたいので、桜の幹を見に行くと、目立つ場所にとまっているメスを見つけました(写真1)。
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さらに捜索すると不自然な状態で横向きになっている個体がいましたが、よく見ると樹皮の隙間に潜むクモに引き込まれて死んでいるのでした(写真2)。この時期に羽化する蝶類がいるのも驚きですが、それを餌にしているクモがいるのも驚きです。
以前、名古屋の平和公園で多数のウスバフユシャクのオスが樹皮の隙間に頭を突っ込んで死んでいましたが、こういう死に方をする個体も多いのだと思います。
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さらに捜索するとイチモジフユナミシャクのオス、シロオビフユシャクのオス(写真3)、クロオビフユナミシャクのオスが見つかりました。
今年の撮影はこれで終わり。皆様、良いお年を。
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2014.12.28(日)愛知県豊川市
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●イチモジフユナミシャクとクロスジフユエダシャク
 
 ・イチモジフユナミシャク(オス)Nikon COOLPIX P6000
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 ・クロスジフユエダシャク(メス)Nikon 1 V1 DX40mm SB-N5 + SB-700
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 ・冬の雑木林 Nikon COOLPIX P6000
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朝から用事を済ませ、市内の里山へ。
お供は、Nikon 1+マイクロ40mm、コンデジ、スレーブフッシュと、それを乗せる三脚を加えた「フユシャクセット」です。
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まずは、杭にとまっているイチモジフユナミシャクのオスが見つかりました。このポイントでは最も早い記録・・・と言っても、ここを訪れるようになって数年ですが。さらに捜索を続け、コナラの幹でクロスジフユエダシャクらしきメスを見つけました。最初見た時、あまりに白っぽいので別の種類かと思いましたが、クロスジのようです。この種類としては遅い方でしょうか?
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3枚目の写真はフィールドの風景。(別に、露出を間違えた訳ではありません。)元々風景写真が趣味だったので、蝶類を撮るようになってからも風景を撮り続けています。これまではサーバーの容量の関係で風景写真を掲載して来ませんでしたが、これからは少しずつ載せて行こうと思います。
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今夜から雨の予報なので、フユシャクはこの雨の後、数多く羽化するだろうと予想しています。
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2014.12.26(金)愛知県豊川市
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●キノカワガ
 
 ・どこにいるか分かりますか? Nikon COOLPIX P6000 内蔵フラッシュ
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_:赤枠がキノカワガ
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私は今日から冬休みです!。
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早速フユシャクの捜索に出かけましたが、いくら探しても見つかりません。
半ば諦めてトイレに入ったところ、ウスバフユシャクのオスがいて驚きました。この地方では、個人的には最も早い出現です。例年1月中旬に見られ始めるので、まさか12月に見られるとは・・・。場所が微妙だったので、撮影は断念しました(どういう場所だったか、ご想像にお任せします・笑)。
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帰る前に、先日見つけたキノカワガを見に行ったところ、隣の幹にもう1頭いるのに気がつきました。ここにとまっている3頭はどれも白っぽい個体で、桜の幹の地衣類にまぎれて見事な保護色になっています。
背景にお地蔵さんを入れてパチリ。
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2014.12.21(日)愛知県豊川市
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●フユシャク・シーズン開幕
 
 Nikon COOLPIX P6000 内蔵フラッシュ(自作ディフューザー)
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ムラサキツバメに気を取られてフユシャクの事を忘れていましたが、今年もあと10日。すでに手遅れの種類も・・・。
という訳で、朝から用事を済ませ、昼食後近くの公園へ。
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昨年フユシャクが多く見られたポイントを見て回ったところ、疑木の影にクロオビフユナミシャクのオスがとまっていました。探してみるとさらに1頭いましたが、メスは見つかりませんでした。フユシャクのメスは多かれ少なかれ翅が退化していているのですが、本種のメスはかなり大きな翅を持っていて、普通の蛾からフユシャクに進化する途中の様な姿をしているそうです。まさに「ミッシング・リンク」みたいな存在なので一度見てみたいのですが、まだ願いが叶いません。
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トイレの窓にチャバネフユエダシャクのオスがとまっていて、この場所では初めて見ました。今まで探す時期が遅かったのでしょう。
桜の幹には、成虫越冬するキノカワガ(フユシャクでは無い)がいました。下の写真には2頭写っていますが、どこかお分かりになるでしょうか?。
上の方と、一番下の方にいます。
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_Nikon COOLPIX P6000 内蔵フラッシュ(自作ディフューザー)
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2014.12.14(日)愛知県豊川市
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●ムラサキツバメ越冬集団・その後の後
 
 A集団: Nikon 1 V1 VR105mm SB-N7
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地元のムラサキツバメ越冬集団がどうなったか気になるので、朝からM2公園に向かいました。
まずはA集団ですが、先週は数が減っていたので、このまま減少に向かうかと思いきや、一転して9頭に増えていました。このままB集団に吸収されると予想していたのですが・・・。
 
 B集団: Nikon 1 V2 10-30mm 内蔵フラッシュ(自作デフューザー)
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そのB集団ですが、8頭のままでした。
先週非常に撮りづらい角度になっていたので、今日は新兵器を持って来ました。他の人のブログで、高い所の越冬集団を撮影するためカメラを取り付けた一脚を高く掲げて使っているのを見たのですが、私は一脚を持っていないので、三脚のセンターポールを抜き取り同じ方法を試してみました。
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セルフタイマーをセットして撮影したのですが、Nikon 1のセルフタイマーは最初にAFが作動する仕組みなので、ピント合わせに苦労しました。せめてリモコンを買っておくべきでした。もっとも、やってみると構図を勘で決める事の方が難しかったです。スマホとWi-Fiのアクセサリがあれば、手元で構図を見ながら撮れるようですが、両方とも持っていません(-_-;)。来年に向けて考える事にしましょう。
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M公園の3頭は、相変わらずそのままの状態でした。
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2014.12.13(土)愛知県豊橋市 豊橋公園
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●越冬蝶・二態
 
 ・ウラギンシジミと市役所:
  Nikon 1 V2 10-30mm 内蔵フラッシュ(自作デフューザー)
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バスに揺られて豊橋公園へ。
公園に到着して真っ先に、先週4頭いたムラサキツバメの集団を見に行ったのですが、1頭もいなくなっていました。付近を捜索しましたが全く見当たりません。他の蝶も探したのですが、ウラギンシジミは11月に見つけた個体が同じ場所にいただけ。別の場所にいた個体はいなくなっていたのですが、この個体(メス)は動く気配がなく、ここで冬を越すようです。
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 ・ムラサキシジミ:Nikon 1 V2 10-30mm
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帰り際、ツツジの植え込みの近くを通りかかって、何か飛び立つのが見えました。
飛び方からしてムラサキシジミです。探してみると日光浴する個体がいました。日が陰ると翅を閉じ、やがて触角も閉じて静止しました。
おっと、いかん、今日は昼ご飯を家でとる予定でした。・・・慌てて撤収です。
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2014.12.06(土)愛知県 豊川市 → 豊橋市豊橋公園
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●豊川市と豊橋市のムラサキツバメ越冬集団
 
 Nikon 1 V2 VR105mm+TC17EU SB-N7
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 Nikon 1 V1 10-100mm SB-N5+SB-30(スレーブ)
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またまたムラサキツバメ越冬集団の様子を見に、豊川市M2公園へ。
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A集団は5頭に減っており、C集団は消滅。B集団は葉の角度が変わっていて、下から見上げると翅の先だけが見えている状態でした。しかし近くの橋の上から見下ろせる事に気がつき、そちらに移動してみると、8頭に増えていました。(上の写真)
ただし距離があるので、写真は面積比1/100ぐらいの無茶なトリミングをしています。隣のM公園の3頭はそのままの状態でした。
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今日も車で来たので、帰りに足を延ばして豊橋公園を覗いてみました。先月上旬に見つけた2頭の集団は、4頭に増えていました(下の写真)。一番左側の個体は、最初に見た時は左向きに翅を倒していたのですが、見ている間に起き上がって右向きに倒しました。今まであまり気にしていなかったのですが、彼らは時々「寝返り」を打つようです。風向きを気にしているのでしょうか?。
帰りは雨になりました。
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