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2014年6月 |
2014.6.29(日)愛知県 豊川市
●アオスジアゲハの幼虫
Nikon 1 V1 DX40mm SB-N7 + SB-700(スレーブ)
朝から近くの里山に出かけました。お目当ては、クロアゲハ、モンキアゲハ等のアゲハ類の幼虫です。
ポイントに行ってみると、カラスザンショウに盛大な食痕がついていましたが幼虫の姿はありませんでした。と思ったら、新鮮なクロアゲハの成虫が飛んでいました。これは時期を逃したかなと思って捜索を続けると、タブノキの幼木でアオスジアゲハの幼虫が2頭見つかりました(上の写真)。いずれも上半身を持ち上げていましたが、これは昨夜の雨で濡れた体を乾かしているのでしょうか?。
見つけたのは去年の11月に見つけたのと同じ木でしたが、近くのタブノキやクスノキでは見つからず、食痕もありませんでした。どうやら食樹は代々受け継がれる(?)ようです。
今回の撮影は、新しく手に入れたフラッシュであるSB-N7のテストも兼ねています。普段は従来のSB-N5で十分なのですが、望遠レンズで遠くの被写体を撮る時は光量不足になりがちなので、7月のオオムラサキ遠征を見据えて購入しました。こういった近接撮影では、特に写りが違う訳ではありません。
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2014.6.21(土)愛知県 豊田市 自然観察の森
●キノカワガの幼虫
Nikon 1 V2 DX40mm SB-N5 + SB-700(スレーブ)
今日はどこへ行こうかと思っていたら、豊田市自然観察の森・公式HPにオオシモフリスズメの幼虫の写真が紹介されていたので、それを見に行く事にしました。
電車とバスを乗り継いで到着・・・。数週間前にはマイマイガの幼虫が大発生していたとの事でしたが、今は蛹の時期になったようです。しかし、あちらこちらで木が丸坊主になっていて、彼らの食欲の凄さが感じられました。枝にとまったまま上半身だけ食いちぎられたような幼虫の死骸が沢山残されていましたが、これは鳥に食べられたのだろうと思います。
探してみると、蛹の他、美しい雌のカシワマイマイ成虫が1頭だけ見つかりました。
残念ながら、目当てのオオシモフリスズメの幼虫は飼育しているものしか見られませんでしたが、職員の人の話では、孵化してしばらくすると高い枝に登ってしまうので、なかなか見られないのだそうです。う〜ん、なるほど、私はまだまだ知識と経験が足りませんね。
上の写真は、柿の幼木で見られたキノカワガの中齢幼虫。成虫はフユシャクの捜索中によく見つかる奴です(笑)。葉っぱの縁を腹脚と尾脚で掴み、体を支えています。見た目はもっと緑色が濃いのですが、透過光だと鮮やかな黄色になり驚きました。
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2014.6.14(土)愛知県 新城市
●クロコノマチョウの幼虫
Nikon 1 V2 DX40mm SB-N5 + SB-700(スレーブ)
早朝から、新城市の山あいを訪れました。(ズルをして、車利用です。)
今日の目当てはオキナワルリチラシの幼虫だったのですが、ツバキやサザンカをいくら探しても、全く見つけられませんでした。長い間見ていないので、ぜひ見ておきたかったのですが・・・。
時期が遅かったのだろうという事にして、他のものを探しました。足元に目を向けると、ススキに沢山の食痕がついていました。
これは恐らく・・・いましたよ、クロコノマチョウの幼虫です。
1齢から終齢まであらゆるサイズのものがいましたが、クロコノマの幼虫を見ていつも思うのは、何でこんなに成長の度合いが違うのかという事です。しかし今日、気がついたのは、全体的に日当たりの良い場所の方が成長が良いという単純な事でした。
昼から用事があるので早々に撤収。
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2014.6.08(日)愛知県 豊川市
●「!」(寄生バチの繭)
Nikon 1 V2 10-30mm 内蔵フラッシュ+SB-700(スレーブ)
昼から用事があるので、朝から近くの里山を覗いてみました。
ここにはハンノキも生えているので秘かに期待していたのですが、ミドリシジミは見られず。もっとも、このフィードでは幼虫の巣を見つけた事が無いので、成虫が見つからないのは当然なんですが。
ホタルガやトンボエダシャクが目立ちましたが、蝶のほうはパッとしませんでした。ササに食痕がついているのでチェックしてみると、ジャノメチョウ科と思われる若齢幼虫(同定不能)の他、ウスキシャチホコなどの蛾やハバチの幼虫が見つかりました。
今日はこれくらいにしようと思ったら、楕円形のものが枝から垂れ下がっているのを見つけました。・・・確かこれは、蛾の幼虫に寄生する蜂の繭のはず。このところ寄生蜂に縁がありますが、どういう因果でしょう?。
寄生蜂の繭と言っても、宿主にぶら下がるものの他、塊になるもの、この写真のように枝からぶら下がるものが居るようです。家に帰って調べたら、これはチビアメバチの仲間らしく、新開孝さんの本に、繭が形成される様子が紹介されていました。その様子を見るのは難しそうですが、フィールドに通い続けていると思わぬ出会いがあるものなので、そういう願いは頭の隅に置いておく事にします。
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