←前の月へ  撮影日記の目次へ  次の月へ→
2014年4月 
2014.4.26(土)愛知県 新城市
 
●ウスバアゲハ
 
 Nikon 1 V2 10-30mm
 
今年もこの季節がやって来ました。ウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)です。

いつものように飯田線に揺られて行くと、途中の本長篠や湯谷温泉で、駅のホームをバタバタと飛ぶウスバアゲハが見られました。おや?、今年は何だか数が多いようです。三河槇原で下車。この付近はいつも数が少ないですが、それでも数頭飛んでいました。花の開花状況を見ると、例年と同じかやや早めでしょうか?。

ポイントに到達すると、ものすごい数の個体が飛んでいました!。これはいくら何でも多過ぎないでしょうか?。1か所に立って360°見渡すと、50〜70頭くらい見られました。(日本野鳥の会の方式で数えようとしたのですが、あまりに多いので断念しました。)ウスバアゲハは元々場所によっては個体の密度が高い種類ですが、これほどの数を一度に見たのは初めてだと思います。

さて、長年の課題である飛翔写真に挑戦です。(今日は気合を入れて来ました。)生息地内を追いかけまわす事はしたくないので、石垣の脇の歩道に陣取り、バッテリーとメディアを交換しながらX1とV2をフル稼働させて1300コマくらい連写しました。
しまいにはV2のボディがメチャクチャ熱くなり、おまけに腕がパンパンになりましたが、その甲斐あって20コマほど気に入った写真が得られました。昨年までの苦労は何だったのかという気もしますが・・・。

この他、ホソバシャクナゲに産卵するコツバメ、ツツジにはクロアゲハ(初見)がやって来ました。来週末は別の場所に行くつもり。
 
2014.4.19(土)愛知県 豊川市
 
●ツバメシジミ
 
 Nikon 1 V1 VR105mm
 
すっかり暖かくなりました。
今日は昼から用事があるので、午前中、近くの河原を覗いてみました。

草むらではベニシジミやツバメシジミが日光浴を始めていました。特にツバメシジミが多かったですが、全てオスばかり。メスは全く見つかりませんでした。
翅を閉じている個体を逆光で狙ったり、日光浴する個体を順光で狙ったり、撮り放題でした。

やがて気温が高くなると、ツマキチョウが独特の飛び方でパトロールを始めました。これもオスしか見つかりませんでしたが、メスも既に発生している筈だと思います。ヒメウラナミジャノメ初見。これが出始めると、季節はもう初夏です。

・・・気がついてみれば、来週末はもう、ゴールデンウィークではありませんか!。
 
2014.4.12(土)愛知県 岡崎市
 
●岡崎市のギフチョウを見に行く
 
 ベニシジミ:Nikon 1 V2 10-30mm
 
 
 ギフチョウ:Nikon 1 V1 10-100mm
 
早起きして岡崎市の北山湿地へ出かけました。(本当は平日に出かけたかったんですが・・・。)

名古屋鉄道の名電山中駅で下車。犬の散歩をしている人に挨拶しながら農道を進むと、スイバの花穂でベニシジミが休眠しているのに気がつきました。探してみると、あっちでもこっちでも同じようにぶら下がっているのが見つかりました(写真@)。また、東名高速の高架近くで地面に降りているツバメが多数いましたが、高架を見上げるとツバメの巣がいっぱいでした。やはり、自分の足で歩いてみないと見えて来ないものがあるものです。

これは得をしたような気分でさらに進むと、池金町の集落では田畑の周りに獣避けの柵が張り巡らされており、2年前とは印象が変わっていました。湿地への道も両脇が金網に覆われていました。何だか、檻の中を進むような気分・・・。

目当てのギフチョウですが、気温が低いためか、最初の1頭を見つけたのは昼前でした。やはり寒いのか、時間をかけて地表で日光浴し、やがて飛んで行きました(写真A)。
有名ポイントのツツジを見に行くと、ちょうど吸蜜に来た個体がいましたが、すぐに飛び立って家族連れの女の子の帽子にとまりました。残念ながら羽化不全の個体でしたが、同好者が取り囲んで撮影会となりました。面白い写真になりましたが、肖像権の問題がありそうなので、ここには掲載しない事にします。(掲載の了解を取れば良かったと、後悔・・・。)

結局、今日見られたギフチョウは全部で3頭。予想外に少なかったですが、仕方ありません。本日、スジグロシロチョウ、ツバメシジミ初見。そう言えば、今年まだトラフを見ていません。
 
2014.4.05(土)愛知県 豊川市
 
●モンキチョウ
 
 Nikon 1 V2 10-100mm
 
今日は岡崎市へギフチョウを撮りに行こうと思っていたのですが、気温が低そうなので見られる数は少ないだろうと予想しました。数少ない個体を大勢のカメラマンで撮影する事になりそうなので、その人数を一人減らす事にしました。(先週枯山で撮影していなければ、今日出かけていたと思いますが。)

という訳で、冬場にフユシャクが多く見られたフィールドへ、1か月ぶりに出かけてみました。
山桜やソメイヨシノが満開でしたが、寒いためか人影はまばら。水田脇のあぜ道ではベニシジミやモンシロチョウが見られましたが、風があまりにも強いので活動は鈍かったです。

昼前の帰り際、谷戸の奥の方をチェックしてみると、ここは風が弱いためか多くの蝶が活動していました。ルリシジミ、ヤマトシジミ初見。アゲハチョウも飛んで来ました。写真はモンキチョウ。吸蜜を撮るのは今年初めてなので嬉々として撮影しましたが、よく見ると翅が欠けているのが残念です。

最終的には予想外に暖かくなりましたが、果たして岡崎のギフチョウは見られたでしょうか?。仕事の都合がつけば、次の週末に行きたいところですが・・・。
 
←前の月へ  撮影日記の目次へ  次の月へ→