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2014年3月 |
2014.3.29(土)静岡県 浜松市 枯山
●ギフチョウの交尾
Nikon 1 V1 10-100mm SB-N5
天気予報をチェックしてみると今日は雲が出やすいようでしたが、この1週間頭の中をギフチョウが飛び交っている状態なので、ダメ元で出かける事にしました。
出かけた時は晴れていたのですが、麓から歩き出す頃には鱗雲が空一面に広がり、ポイントに着くころにはベタ曇りになりました。
「あー、これは駄目なパターンだ。」
と、悲観的な気持ちになりましたが、駄目だった・・・という事を確認するために粘る事にしました(←変な奴)。ところが、どうしてどうして、1時間くらいすると晴れ間が広がり、ヒノキの梢からオスが飛び立ちました。(前にも同じ木から下りて来た事があるので、じーっと見ていたのです。)
やがて数頭が追飛するようになりましたが、新鮮な割に動きの鈍い個体が混じるようになりました。メスです。
見ていると、飛んで来たオスに反応してメスが飛び立ち、2頭が絡み合うようにしてツツジの枝にとまり、交尾が成立しました。交尾は1時間余り続き、交尾付属物を形成して離れた直後、珍しくメスが先に飛び立ちました。オスが先に飛び立つのが普通ですが、その頃には周りにギャラリー(笑)が居たので、それを嫌ったのかもしれません。
次に、カタクリの咲くポイントへ行ってみましたが、その頃には日射しが弱くなり、ギフチョウは見られる数が減りました。日光浴する個体は居たものの、吸蜜には来ませんでした。帰ろうかと思ったら、吸蜜するコツバメを発見。肌寒くなっていたのですが、彼は元気でした。
先日とは大違いで、足取りも軽く帰路につきました。大代集落は桃の花が見ごろで、桜も三分咲きになっていました。
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2014.3.23(日)静岡県 浜松市 枯山
●コツバメ
Nikon 1 V2 10-100mm 内蔵フラッシュ
月末にギフチョウ遠征に行くつもりだったのですが、休暇が取れるかどうか怪しくなって来ました。どうするか迷いましたが、今日はよく晴れて気温が高くなりそうなので、思い切って今日出かける事にしました。
例によって親水公園の駐車場に車を停め、1時間余りの道のりを歩いて行きました。
道中にチェックした桜はまだ蕾で、これでギフチョウが発生しているのかと不安になりましたが、最後の階段を上ったポイントで待っていると1頭の個体が飛んできました。ツゲの梢で日光浴を始めたので、とりあえず証拠写真を押さえました。
その個体はすぐ飛んで行ってしまい、次の出現を待ちましたが・・・いつまで待っても飛んで来ません。こりゃいかんと思い有名ポイントのアセビを見に行くと、こちらには来たとの事。その直後実際に飛んで来たのですが、あまりに人が多くて撮影どころではありません(私もその一人ですが・笑)。証拠写真を撮るのが精一杯でした。・・・ぎゃふん。(+_+)
監視員の人の話によると、今年の初見日は15日だったようです。今日私が見れたのは少なくとも3頭でした。カタクリの様子を見に行くと、日当たりの良いポイントでようやく2,3輪咲いている程度で、蝶の姿はありませんでした。
という訳で、今日の1枚はコツバメ。この個体は羽化したてらしく、脚周りの体毛がすごかったです。新しく手に入れた10-100mmレンズでの撮影ですが、このレンズは公称値よりもかなり近くまで寄れて、約0.4倍(フルサイズ換算)の大きさまで写せます。ちなみに公称値は0.33倍のはず・・・奇妙ですね?。詳しい事は、いずれNikon
1専用のページにまとめるつもり。
今回ギフチョウについては不満の残る撮影となりましたが、様々な蝶を撮る事が出来、本格的なシーズン到来を実感することができました。他にも蛾を含めこの季節に撮影したい種類があるので、来週以降どこへどういう順番で出かけるか、悩むところです。
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2014.3.16(日)愛知県 岡崎市
●羽化したてのベニシジミ
Nikon 1 V1 VR105mm
そろそろベニシジミやルリシジミなど、早春に羽化する蝶が見られる頃です。今日は名古屋に買い物に行くついでに、途中の岡崎市へ寄り道してベニシジミを狙う事にしました。
名古屋鉄道(通称・名鉄)の列車に揺られ、東岡崎で下車・・・。
乙川沿いの道をのんびり歩いてみました。数年前に来た時に比べると、中州に生えていた柳が無くなり殺風景になっていました。早朝は寒かったのですが、9時ごろになると暖かくなり、道端で翅を広げているベニシジミが見つかりました。見ていると少量の羽化便をして、やがて処女飛行に飛び立ちました。これが今年最初の1頭かと思いきや、追飛する個体もいて、それらは既にやや擦れていました。
この他、モンシロチョウ、モンキチョウ初見。ツバメの仲間が盛んに飛び交っていましたが、あれはこの地で越冬する種類なんでしょうか?
・余談ですが・・・このあと名古屋へ移動して、Nikon 1 V2を購入。「第3のV」であるV3が発表されたばかりですが、画素数がまた増えたのと気になる点があるので、今のうちにV2を押さえておくことにしました。
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2014.3.08(土)愛知県 豊川市
●フユシャク亜科のメス(広角接写について・その2)
Nikon 1 V1 DX Fisheye 10.5mm SB-N5 SB-700(スレーブ)
まだ見ぬ種類のフユシャクを探して、市内の里山を訪れました。
しかし(フユシャクで無い)早春の蛾はいるのですが、お目当てのフユシャクはなかなか見つかりません。
それでもシロフフユエダシャクのオス、クロテンフユシャク又はホソウスバフユシャクのメス2頭が見つかりました。
上の写真は、APS一眼レフ用の魚眼レンズをNikon 1に装着して撮影。1年前の同じような記事で、小さな虫の広角接写にはコンデジの方が有利と書きましたが、この組み合わせはコンデジの代わり(?)になります。
広角接写では被写界深度を稼ぐために絞りたくなりますが、極端に絞ると回折の影響が出るので、上の写真はf13に止(とど)めています。
(余談ですが、最近のNikon 1シリーズは画素数が増えて画素ピッチが狭くなってしまい、絞り込んでの撮影に向かなくなってしまいました。個人的には残念です。)
そろそろフユシャクのシーズンも終わりに近づいて来ました。確認できた個体数は昨シーズンまでとは比べ物にならないくらい増えましたが、種類については1種類増えただけです。シーズン終了までに、もう1種類増やせるかどうか・・・。
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2014.3.01(土)愛知県 豊川市
●アリに襲われたフユシャクのメス
Nikon 1 V1 DX40o SB-N5 + SB-700(スレーブ)
ここ数日、非常に暖かくなりました。早春のフユシャクを求め、近所の公園を探索です。
コナラやクヌギの木ではフユシャク亜科のメスが数頭見つかりました。時期的にはクロテンフユシャクからホソウスバフユシャクへ入れ替わる頃です。こいつらはどちらだろうかと思いながらさらに探すと、アリに捕まっているメスを見つけました(上の写真)。クロオオアリにお尻を引っ張られています。
しばらくこの体勢で引っ張り合っていましたが、アリが力を緩めた隙にフユシャクはアリを引きずったまますごい勢いで走り出しました。しかし、アリが踏ん張って再び引っ張り合いになりました。
これはどうなるかと見ていたら、すぐ近くで同じように捕まった別の個体がいました(!)。その個体はかなり長い間抵抗していましたが、最後にはアリに押さえ込まれて脚の付け根あたりを何度も噛まれ、ついに最期を迎えました。写真の個体も力尽きて同じ運命をたどり、連れて行かれました。号泣。(T_T)
フユシャクは天敵の少ない冬を成虫の時期に選んだと言われますが、私が観察するかぎりではアリたちは1月や2月にも活動している事があるので、こういう運命を迎える個体も多いと思います。
それでも別の木では、産み付けたばかりと思われる卵塊の傍に居るメスが見つかりました。来年もこの場所で同じようなドラマがある事でしょう。
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