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2013年3月 |
2013.3.29(金)静岡県 浜松市 枯山
●カタクリとギフチョウの関係
Nikon 1 V1 VR105mm
4月に海外出張する事になったのですが、そうすると今週ギフチョウを見ておかないといけないので(いや、別に見なくても困らないのですが)、休暇をとって出かけることにしました。
と言う訳で、今日は5時起きです(笑)。頭の先から足の先まで、服装や装備に青いものが無い事を確認していざ出発!。これは、青いものに魅かれるギフチョウの行動を必要以上に乱さないための措置です。しかし、この考え方はなかなか他人には理解されません。なぜ理解されないのか、逆に不思議なのですが・・・。
1時間余り車を走らせ、例のごとく麓の親水公園に車を停めて山道をテクテクと歩いて行きました。林道の終点に到着すると、品川ナンバーの車が停まっていて驚きました。
最後の心臓破りの階段を登って休憩していると、最初の個体が飛んで来ました。疲れも吹き飛ぶ瞬間です。遊歩道を歩くと次々と新しい個体が飛んで来て、かなり汚損した個体も居ましたが、新鮮なのが多かったようです。有名ポイントのアセビを見に行くとギフチョウは居ませんでしたが、ヒオドシチョウが3頭も吸蜜していました。
気になったのは、とまっているギフチョウをわざと驚かせて飛び立たせ、飛翔写真を撮って喜んでいる人がいた事です。なぜ、そんな事をして平気なんですかね?。ちょっと頭に来たので、「色んな撮り方をする人がいるもんですねえ。」と嫌味を言ったところ、その嫌味に気がつかないようでした。
いやはや。悲しい事に、蝶を撮っている人は蝶が好きとは限らないのです。好きでないなら、撮らなければ良いのに・・・と思うのは私だけでしょうか?
カタクリの群落は満開。ギフチョウが吸蜜に来たと思ったら手前に枯れ枝があったりしてイマイチでしたが、疲れたのでそろそろ引き揚げようか、と思って道端のカタクリに目をやると、まさにそこにギフチョウがとまっていて慌てて撮影しました。彼はカタクリの「しべ」の周囲を回るようにして吸蜜し、やがて飛び去って行きました(上の写真)。カタクリは雄しべと雌しべが直線状で花びらから大きく突き出しており、ギフチョウのふさふさしたお腹に効率よく花粉が付く様になっています。この両者は共生関係にある事をあらためて実感しました。
さて、次の大目標であるウスバアゲハの季節までには日本に帰ってきますが、時間があれば出張先でも蝶を探すつもりです。果たしてどうなるでしょうか。
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2013.3.20(水)愛知県 豊川市
●「○印」
Nikon 1 V1 DX40mm SB-N5(自作ディフューザー)
昼食後、近所の里山へ出かけました。
午前中は日射しもあったのですが、昼からは空一面ベタ曇りでした。
歩道沿いの柵の陰になったところにガがいました。いつも同じような場所で見つかるのは、近くに街灯があるので、夜の間にそれに引き寄せられて来るためのようです。
冬にフユシャクがよく見つかったコナラの木では、上の写真のガが見つかりました。上翅の黒い「○印」がチャームポイントです。
そうこうするうちに手に冷たいものが落ちて来たと思ったら、雨が降って来たのでした。しばらく雨宿りしていたのですが止む気配がないので、今日はこれで撤収。
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2013.3.16(土)愛知県 新城市
●ベニシジミの吸蜜
Nikon 1 V1 VR105mm
今日こそは本当に良い天気です!。
早朝から飯田線の電車に揺られ、新城市の桜淵公園を訪れました。記録によると昨年は一度も訪れてなかったようで、ほとんど2年ぶりです。
日当たりの良い河川敷の斜面で、待つ事しばし・・・。
まず現れたのはヒオドシチョウ。続いて現れたキタテハはかなり汚損していて、これまでに暖かい日が多かったのだと分かります。今年は出遅れてしまったんだなあ、と実感。カラシナの群落が満開で、モンシロチョウが吸蜜したり、追飛していました。
さて、目当ての一つであるベニシジミの姿がないと思いきや、羽化したてと思われる個体が、少し飛んでは草を渡り歩き、また少し飛ぶ、という動作を繰り返しているのが見られました。しばらく観察していると、日光浴している時間が長くなり、やがてタンポポの花で吸蜜するようになりました。(上の写真)
もう1頭見られましたが、いずれもオスでした。その他キチョウ(キタキチョウ)、テングチョウの越冬組が見られましたが、ツバメシジミやルリシジミは見られませんでした。
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2013.3.10(日)愛知県 豊川市
●クロテンフユシャクの顔
Nikon 1 V1 DX40mm SB-N5(自作ディフューザー)
昨日は事情があって家から出られず、今日はもっとよい天気だと期待したのですが、朝からどんより曇っていました。これでは蝶の撮影は難しいかなと思い、またまた近所の山に蛾を目当てに出かけることにしました。
フユシャク以外のシャクガやキリガ・・・つまり早春の蛾が何種類か見られたのですが、全く名前が分かりません。それらは今後調べることにしましょう。
さすがにクロテンフユシャクはもう見られないだろうと思ったのですが、これまで見られたコナラの木をチェックしてみると、メス1頭が見つかりました。おやおや、意外と遅くまで見られるもののようです。上の写真は、マクロレンズの最大倍率で撮影した画像(フルサイズ換算で2.7倍)をさらにトリミングしたもの。これ位拡大すると、複眼が数えられます(*^^)v。それにしても、なかなか愛嬌のある顔をしています。
その他のフユシャクも見てみたいのですが、全く見つかりませんでした。昼前に帰ろうとしたところで太陽が顔を見せて気温が高くなり、モンシロチョウが飛ぶのが見られました。・・・とうとう、春が来てしまいました。
この冬は多くの種類のフユシャクを見るのが目標だったのですが、来シーズンの課題になりそうです。
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2013.3.03(日)愛知県 豊川市
●クロテンフユシャク(広角接写について)
Nikon COOLPIX P6000
今朝の中日新聞(愛知県の地方紙)に、岐阜県の自然博物館で羽化したギフチョウの写真が載っていました。今年も蝶の便りが聞こえる頃になったのですね・・。
しかし、この冬は冷え込みが強かったためかフユシャクの季節が長い(?)ようで、もう1週フユシャクにつきあう事にして、朝から近くの里山に出かけました。
桜やコナラの幹にシロフフユエダシャクのオスがとまっていました。彼らは斑紋の個体差が大きいので、一瞬違う種類かと思ってしまいます。
コナラの幹にまたクロテンフユシャクのメスがいました(上の写真)。地上1.5m、幹の南東側でした。足元を赤いダニが歩いていて、それを嫌がって脚をピクピク動かしていました。
マクロレンズばかり使うのもつまらないので、今回は広角レンズで周囲の雰囲気を撮り入れた写真を狙ってみました。Nikon1の10mmや10−30mmも試してみたのですが、最短撮影距離ではCOOLPIXのほうがシャープに写るようです。
ある説によると「カメラが得意とする被写体の大きさは、撮像素子の大きさに比例する」という法則があるそうです。つまり、中判カメラは風景、フルサイズは人物、コンデジは昆虫と言った具合です。実際、クロテンフユシャクのメスは非常に小さいので、フルサイズのカメラで上と同じ写真を撮るのは、かなり難しいでしょう。(これだけ近づける広角レンズは殆ど無いと思います。)
来週は、違うものを撮りに行くつもり。
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