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2012年7月 |
2012.7.29(日)愛知県 名古屋市 名城公園他
●エルンスト展とアゲハチョウ
アゲハチョウ:Nikon 1 V1 10mm SB-N5
私の愛読書のひとつ、「百頭女」の作者であるマックス・エルンストの展覧会をやっているというので、愛知県立美術館へ出かけました。
もちろん、ついでに蝶の様子も見に行こうという訳で、まずは名城公園へ。蝶の種類は少なかったですが、アゲハチョウとアオスジアゲハは多く見られました。個人的に、このフィールドでは黒いアゲハ類を見る機会が減りつつあります。実際に減っているのかどうか気になるところです。カラタチの生け垣ではアゲハチョウの若齢幼虫がたくさん見られました。
ここから南下してセントラルパークへ行く途中、ヤブガラシに群れるアオスジアゲハが見られました。アベリアのフラワーポットには新鮮なアゲハチョウが来ていましたが、これは第3化になるのでしょうか?。
驚いたのは、人工の水路で見つけた大きなアメンボで、全部で50匹以上いたでしょうか。流れの少ない所にうじゃうじゃ群れていました。私が小学生時代にこういう知識があったなら、夏休みの自由研究に困らなかったことでしょう。
エルンスト展は、百頭女の原画の他、初版本も見られましたが、油絵のうち見たかった作品は少なめでした。それでも実際に作品を見られたのは感激です。
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2012.7.15(日)愛知県 田原市 伊良湖岬
●伊良湖岬のモンキアゲハ
Nikon 1 V1 10mm SB-N5
天気予報を見ると三河地方は曇りだったのですが、伊良湖方面は天気が良いと予想して、例によって電車とバスを乗り継いで出かけました。
狙いは2年前にも撮った、太平洋をバックにしたアゲハ類の撮影でしたが、天気は良かったものの風が非常に強く、開けた場所には蝶は飛んで来ませんでした。それならば、と、林縁部に植えられたハマユウを見に行くと、こちらにはモンキアゲハが何度かやって来ました。前回来た時もそうでしたが、カラスアゲハ、クロアゲハは少なかったです。
今日は新兵器のV1を試してみましたが、フラッシュを使うと連写できないなど不満があるものの、シャッターの感触はなかなかいい感じです。飛翔写真にも十分使えると思いますが、一度電源を切るとマニュアルフォーカスが無限遠にリセットされるので、注意が必要です。この解決策については、Nikon
1のページでいずれ詳しく書こうと思います。
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2012.7.08(日)愛知県 新城市 愛知県民の森
●ヤマトシジミ・・・ん?
Nikon D300s DX55-300mm
7月の初旬は私にとって谷間のような季節となっていましたが、昨年の写真を見なおしてみると県民の森でクロコノマチョウの幼虫を撮っていたので、今年も出かけることにしました。
飯田線に揺られて三河槇原駅で下車。ススキの生えた展示林へ向かったのですが、何という事でしょう、ススキをはじめとした下草が見事に刈り取られていました!。
前から思っていたのですが、この森の管理者は、森の「見た目」を良くする事が自分たちの仕事だと思っている節があり(実際そうなのかも知れません)、とくに近年、下草刈りは恐ろしいくらいに徹底しています。
・・・どうりで、ホソバセセリやクロヒカゲモドキが減っているはずです。
おまけに、カシやコナラの木が伐採され、代わりに見栄えが良いであろうカエデが植えられている所もありました。
豊田市にある「自然観察の森」の管理人の、爪の垢でも飲んで欲しいです。(マジで)
不愉快なので、そのまま湯谷方面に転戦です。
気を取り直して「自然」の観察を続けたところ、川沿いにあるネムノキの蕾に、ルリシジミが産卵に来ていました。クロアゲハの第2化も吸蜜にやって来ました。
そんな中で、おやっと思ったが、写真のヤマトシジミ。よく見ると何か違和感が・・・。後翅の斑紋が微妙に大きくなった所があります。斑紋異常という程ではないと思いますが、今まであまり気にしてなかったので、今後気をつけて見てみようと思います。
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