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2012年5月 |
2012.5.26(土)愛知県 豊橋市 葦毛湿原
●ゼフィルスの季節
Nikon D300s DX55-300mm 三脚
春、葦毛湿原の一角にアケビの花が多く咲いていたのを思い出し、アケビコノハの幼虫を目当てに出かけました。
駐車場近くのクリの木で、幸先良くウスタビガの幼虫を発見。別の場所でも「チーチチ、チーチチ」と鳴き声がするので見上げると、ウスタビガの幼虫でした。(ウスタビガの幼虫は鳴くのです!。)
気を良くしてイボタノキを見て行くと、イボタガの終齢幼虫が何頭も見つかりました。う〜ん、終齢幼虫は、この種の特徴である7本の角が無いので、イマイチ面白くありません。アケビコノハの幼虫は中齢が1頭見つかっただけ・・・と思ったら同業者の方が緑色型の終齢幼虫を見つけてくれました。緑色型は初めて見るので嬉々として撮影。ウラゴマダラシジミやアカシジミも、同業者が見つけて教えて下さいました。
今日はこれくらいかな、と思い引き返し始めたところ、通路の脇のイボタノキの周りで追飛しているウラゴマダラシジミが目にとまりました。しばらく観察していると下の方に降りて来たので、すかさず撮影です。人通りが多いので飛んで行ってしまいましたが、何度も降りて来ました。もっと日のあたる場所があるのに、わざわざ日陰に降りて来て翅を開くようでした。
余談ですが、不思議に思ったのは、こんな森の中だというのに、通路や広場の落ち葉を清掃する業者がいた事です。えらく時間をかけてエンジン付きの送風機で落ち葉を掃き寄せ、駐車場にはゴミ収集車まで用意していました。風が吹けば元通りだというのに、何の意味があるのですかね?。・・・というか、もともと「森」という場所は落ち葉がある場所だと思うのですが、清掃する必要があるのでしょうか??。わけが分かりません。
これは私の想像ですが、豊橋市は税金が余っているみたいです。
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2012.5.21(月)愛知県 豊川市 作戦本部
●日食の日
Nikon D300s DX18-55mm ND10000フィルター、三脚使用
「ぐぎぎぎぎ(歯ぎしりの音)」
今日は待ちに待った皆既日食の日でした。(過去形)
日食撮影用のフィルターを用意し、連続写真の予行練習まで行ったというのに、朝からドン曇りです。(T_T)
こりゃだめだと思いながら、一応カメラのインターバルタイマーをセットし、テレビで各地の中継映像を見ていたのですが、皆既日食が終わって数分後にようやく雲の隙間から太陽が覗くようになりました。名古屋方面では晴れていたようなので、そちらに行けばよかったなあ・・・。
上の写真は、皆既直後からの5分間隔の連続写真を合成したもの。晴れていれば皆既食の状態を含め、バッチリな写真となるはずだったのですが・・・。
次回は18年後に北海道で見られるそうなので、チャンスがあれば再挑戦したいと思います。
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2012.5.13(日)愛知県 新城市 愛知県民の森→湯谷温泉
●ナガサキアゲハ
Nikon D300s DX55-300mm SB-700(FP発光)
3週連続で飯田線に揺られ、初夏の山歩きに出かけました。狙いは春型の黒色系アゲハです。
まずは三河槇原駅で下車し、愛知県民の森へ。モチツツジの群落に尾状突起の欠けたクロアゲハが来ている・・・と思ってよく見たら、ナガサキアゲハでした。春型のナガサキアゲハは個人的に初めて見ました。オス2頭が来ていましたが、ずいぶん大きさが違うように感じました。
この他、オナガアゲハ、ジャコウアゲハ、カラスアゲハ等がやって来ましたが、人が多いので湯谷方面へ転戦。
寒狭川沿いの道を下って行くと、ここでもツツジの花にアゲハの類が飛んで来ました。面白いもので、全く来ない時間帯があるかと思うと、来る時には種を問わず3,4頭が一度に来るのでした。そういう時には、ちょっと吸蜜したかと思うと、次々に追飛し合って飛んで行ってしまうのでした。
モンキアゲハ初見。ジャコウアゲハは汚損したものばかりでした。帰り際、ツツジに何か白いのがやって来たと思ったら、ウスバアゲハでした。
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2012.5.05(土)愛知県 新城市
●ホソバシャクナゲとウスバアゲハ
Nikon D300s Micro105mm SB-700(FP発光)
先日NHKのラジオで「今日は1日、特撮ざんまい」というのをやっていて、それ以来、「超人機・メタルダー」のテーマソングが頭から離れない今日このごろ。
「♪君の〜青春は〜、輝いているか〜?、ちっぽけな幸せに〜妥協していないか〜」
頭の中で延々と同じ曲が流れつつ、バスに揺られて山麓の春を取材に訪れました。
今日の課題は、この地域一帯で見られる、ホソバシャクナゲとウスバアゲハの組み合わせです。
ホソバシャクナゲは咲いてすぐに痛んでしまうため写真を撮るうえでは気をつかいますが、今日はまだ蕾も多く残っていて、状況は良い方でした。
ウスバアゲハは、判別できたのはオスばかり、メスはまだなのでしょうか?
数年前に挑戦した時は日射しが強くて影がきつくなったので、今回はこのところハマっているSB700のFP発光を多用しました。色々試したところ、定常光を−補正、フラッシュ発光はその分+補正すると、晴天下の日中シンクロではいい感じになるようです。(機材の個体差や好みにもよると思いますが。)RAWで撮影し、現像時のピクチャーコントロールはポートレイトを選択。
ちなみに、レンズはVR(手ぶれ防止)でない旧型の105mmです。VRは作動させると連写速度が微妙に落ちる気がするので「かったるい」のと、旧型の方が軽いためです。D300sは、AELボタンを押したときだけフラッシュ発光しないようにカスタム化してあり、同じ状況でフラッシュあり/なしのカットを押さえられるようにしています。
アオスジアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハ、カラスアゲハ、ツマグロヒョウモン初見。かと思うと、コツバメがまだ多数見られ、ホソバシャクナゲに産卵しているのもいました。
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