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2012年3月 
2012.3.25(日)愛知県 豊田市 自然観察の森
 
●フライングだよ人生は
 
 Nikon D300s Micro60mm 内蔵フラッシュ+SB-700(スレーブ)
 
地元エージェントからの報告によると、枯山のギフチョウは既に発生しているそうです。
今日はどうしようかなと思ったのですが、長年の課題となっているイボタガを優先する事にしました。イボタガは、一度だけアパートの網戸と鉄格子の間に挟まっているのを見た事がありますが、証拠写真しか撮れていませんでした。

今年の春は寒いのでややフライング気味ですが、昨年幼虫が見られた豊田市へ。他にも2,3確かめたい事があったのです。
バスを降りるとあいにくの雨で、この雨は結局私が帰るまで降ったり止んだりを繰り返しました。傘を差しながらあちこち歩き回ったのですが、イボタガは全く見られませんでした。(´Д`)
これは探し方が悪いのではなく、フライングなのだと信じたいです。

写真はヤママユの卵塊です。日当たりの良いツツジやコナラなど、数か所で見られました。
しかし、来週以降どうするかなあ・・・。
 
2012.3.19(月)奈良県 御所市
 
●携帯型電話機とトビモンオオエダシャク
 
 NTT Docomo F-03C
 
事情があって、急きょ故郷の奈良県へ。
撮影旅行ではないのでカメラは携帯せず、昨年ようやく手に入れた(というか無理やり持たされた)「携帯型電話機」のみ「携帯」して行きました。

奈良県の吉野口駅で乗り継ぎの電車を待つ間、お手洗いに行ったのですが、手を洗ってトイレから出ようとしたところ、足元の壁から「ピキーン」と電波が飛んで来ました。
・・・やっぱりこんな時に出会うもんなんですよ。春の大型種、トビモンオオエダシャクのメスです。よく見ると、壁に緑色の卵が生み付けられていました。(あとで写真上で数えたら30個ありました。)時間が無いので急いで2枚だけシャッタを切りましたが、携帯の悪い所はシャッターを切ると大きな音が出る事で、これは困りますね。トイレで写真など撮る方が悪いのですが・・・。

これまで携帯で写真など撮った事が無かったのですが、わりあい良く写るもんです。写りとしては、予想していたようなギラギラした感じが無く、コントラストの優しい写真になりました。しかし何でこんな細長いフォーマットになるのかしらん?
 
2012.3.11(日)愛知県 豊橋市 豊橋公園
 
●生き残っていたウラギンシジミ
 
 Nikon COOLPIX P6000 内蔵フラッシュ(自作ディフューザー)
 
午前中、豊橋公園を覗いてみました。
天気が良いものの風が冷たく、活動している蝶は見当たりませんでした。蛾はどうかと言うと、キノカワガは4頭全てが居なくなっていました。どこかに移動したのか、それとも、子孫を残すという役目を終えたのでしょうか?

ムラサキシジミも最後の1頭が居なくなっていました。このところ暖かい日が続いたので活動したと思われます。この分だとウラギンシジミも居なくなっていると思いきや、以前と全く同じ場所に居ました。春先に活動している個体は見た事がありますが、この時期まで移動していないのを見るのはこれが初めてです。

園内は梅が満開。ヤブツバキも満開で、これは例年より遅めでしょうか。
今年の春は、ぜひ初めて撮影したいものがある(いる)ので、今から作戦を練っているところです。
 
2012.3.03(土)愛知県 豊橋市
 
●岡本さんに出会う
 
 写真@ 13:11
 
 写真A 13:52
 
 共通データ:Nikon D300s Micro60mm 内蔵フラッシュ+SB700(スレーブ)
 
午後から時間が出来たので、豊橋市の雑木林を訪れました。
お目当ては、シモフリトゲエダシャクやオカモトトゲエダシャクなど、まだ見ぬ早春のガ達です。

最初に捜索したコナラの木でシャクガの仲間を見つけ、これは幸先が良いぞと思いながら隣のアベマキに目をやると、地上5,60cmの所でオカモトトゲエダシャクが翅を伸ばしているのに出くわしました。

「ワァオ!。会いたかったよ!。岡本さん(←勝手に命名)」

オカモトトゲエダシャクは、翅を「ハリセン」のように細長く畳んでとまるのが特徴ですが、どうやら羽化直後のため翅を伸ばしているようでした。ここで会ったが百年目という感じで撮影していると、やがて翅を細く畳んで、ようやく多くの人が岡本さんに期待しているであろう(?)特異な姿となりました。これは木の枝かトゲに擬態しているのでしょうか?

この他では、早春に出現するというホソウスバフユシャクが見つかりました。
今日は天気予報に反して風も弱く、ポカポカと暖かい1日となりました。この冬はフユシャク探しに没頭していたので、春の訪れが嬉しいような寂しいような、ちょっと複雑な気持ちです。
 
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