G-2 新城市のウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)
(愛知県 新城市 鳳来町) |

雄の探索飛翔(2008.5)
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※:目撃地点は、既に繁殖地が消滅した可能性がある地点を含む。
繁殖場所が同一と思われるものは省略。
観察時は付近住民の迷惑にならないよう注意しましょう。
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左写真:宇連川の流れ(2008.5)
湯谷温泉−三河槙原間は特に景色がよく、隠れたハイキングコースとしてお勧めです。
右写真:生息地(2012.5)
放棄されたような空き地、梅林など、下草にムラサキケマンが生えた土地が発生源。
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豊橋・豊川市方面からJR飯田線に揺られて新城市を北上すると、やがて右手に宇連川の清流が現れます。宇連川は別名「板敷き川」とも呼ばれ、文字通り平らな川底が特徴で、流域には温泉や園地が整備されています。特に、ウスバアゲハが見られるゴールデンウィーク頃には、新緑と清流の対比が見事です。
この辺一帯は山際に梅林が広がり、その下草のムラサキケマンを食草とするウスバアゲハの生息地となっています。念のため書いておきますが、ウスバアゲハの幼虫は梅は食べませんので、農家の方はご心配なく。川沿いはある程度の湿度が保たれ、梅林は適度に日陰を作り卵の乾燥を防ぐので、彼らにとって都合が良いのだそうです。鳳来寺の参道付近もそんな場所です。
食草は、耕作を放棄された畑にも生えています。毎年観察していると、そういう場所はすごい勢いで自然の森に帰りつつあるので、10年も経つと食草は無くなってしまいそうな感じです。もともとムラサキケマンは今ほど多い植物ではなかっただろうと思われるので、それが本来の自然かも知れませんが・・・。
愛知県民の森でも、少ないながら見られます。1990年代初めにはびっくりするほど多く見られたのですが、1996年からしばらくの間全く見られなくなっていました。どういう事かというと、可哀想なことに食草が刈り取られてしまったのです。が、久しぶりに2007年に訪れたところ、思いがけず再会を果たすことが出来ました。以前の場所に食草はもうありませんが、探してみると数百m離れた場所にわずかに生えていました。
飯田線沿いの生息地の南限は、私の知る限りJR本長篠駅で、東側の斜面で発生しています。
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ホソバシャクナゲで吸蜜(2012.5)

谷沿いの人家近くにいる(2012.5)

河原で吸水(2013.5)
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