DOMKE BAG
−愛しのドンケ− |
私の愛用するドンケバッグとの出会い、そして別れ。
_ |
●DOMKE F-3X / F-901(1999年/?年購入)
写真@:F-3XとF-901 写真A:F-901の取り付け部
_
現在最も気に入っているのが、この「スーパーコンパクトバッグ」F-3Xで、撮影の9割以上で使用しています。ふと気がつくと、このバッグを使うという前提で、機材の数を絞っていることがあります。(←本末転倒)
唯一使えないのが、青いものに惹かれるギフチョウの撮影で、ギフチョウの行動を乱すことになるので使いたくありません。(この考え方が、なかなか人には理解してもらえないのですが・・・。)ちなみに、その場合は緑色のデイパック、又は下記のF-2Bを持ち出しています。
_
●F-3Xの改造
さて、F-3Xで何が不満かといえば、肩にかけた状態で機材の出し入れをしようとすると、スムーズにできないことです。これは底板が無くバッグが変形しやすいことも原因だと思うので、10年以上使った2011年の秋、底板を自作してみました。
写真B:材料と道具 写真C:完成した底板と袋
_
まずは、何でも揃う「カーマ・ホームセンター」で買い物です。材料はベニヤ板にすることも考えたのですが、湿気を吸うのではないかと思ったので、6mm厚のアクリル板にしました。プラスチック専用のカッターとヤスリも購入して、計2680円・・・。
_
F-3Xの内寸を測り、紙で試作した結果、寸法を215mm×135mmとしました。アクリル板の加工は、表と裏の両方から厚さが半分位になるまで削り、力を入れるとパキッと切断できました。角を落としてヤスリで丸みをつけましたが、そのままではバッグが痛みそうなので、端切れで作った袋をかぶせて完成です。総工作時間は2時間強。
さて、その効果ですが・・・。
_
写真D:使用前(´Д`) 写真E:使用後\(^o^)/
_
・・・どうよ!?
機材の出し入れがし易くなったかは微妙ですが、中仕切りと底面との間に隙間が無くなったので、レンズキャップなどの小物が仕切りの間を移動しなくなりました。あと、地面に置いた時の安定性が増しました。改造前だと、長いレンズを入れたまま地面に置くと、倒れたりしたんですよね。
F-3Xを使っている人は、お試しあれ!。
_
・ついでに書くと、体に固定するためのウエストベルト(市販品)も使っています。これは、バッグを肩から提げたまま上半身をかがめた時に、バッグが体から離れないので便利です。特に、昆虫写真を撮っていると、これ無しの撮影には戻れないくらいです。(ウエストベルトを使う場合、F-3Xのストラップは短めに調整するのがコツです)
_ |
●DOMKE J−803(2000年4月購入→2012年死亡((T_T))
左写真:在りし日のJ-803。
右写真:洗濯機で回したら、中身が飛び出して来ました(wwww)。
_
長年愛用したF-802が瀕死の状態になってしまったので、代わりになるバッグを探しに行き、発売されて間もないJ(ジャーナリスト)シリーズを買いました。それがこのJ-803です。
_
こいつはコットン素材のFシリーズと違い、耐久性抜群だぞ・・・と思って喜んで使っていたのですが、汗臭くなって来たので洗濯機に放り込んで回したら、天板の中身が飛び出して来ました。洗濯機を開けた瞬間、洗濯槽一面にバリスティックの黒い繊維が散乱していて、何事が起こったのかと思いました。調べてみると、天板だけでなく背面と側面の付け根まで大破していました。という訳でさようならです。
_ |
●DOMKE F−2B(1993年12月購入)
左写真:F-2B。
右写真:中仕切り。右が付属していたもので、左が現在使っているもの。
_
1993年の夏だったと思いますが、ドンケバッグを特集した雑誌が出ました。これが私のドンケ熱を再び刺激しました。F-802は使っているうちにホコリが出るのが気になっていたので、新しくラインナップされたバリスティック素材のF-2Bが欲しくなりました。捜し歩いて、名古屋のヒダカ屋というカメラ店でようやく見つけ、即購入。当時使っていたモーターつきのニコンF3を入れると、ちょうど腰骨にカメラの角が当たってしまうので、何度も紐の長さを調整した覚えがあります。
_
使った感じは全体的にフニャフニャしており、特にポケットの開閉や中身の出し入れがしづらいです。使い勝手はノーマルのF-2の方が良いかも知れません。逆に利点は非常に軽いことで、重量は約1kgしかありません。これは、他社の同じクラスのカメラバッグに比べると、およそ半分(!)の軽さです。
_
現在は機材が多いときや車で出かけるとき、使用しています。カメラ2台、レンズ3本、ストロボ2灯、双眼鏡、記録メディア、その他備品、弁当と水筒が入ります。
_ |
●DOMKE F−802(1989年頃購入)
左写真:F-802。
右写真:ストラップのゴムはポロポロと取れてしまいました。
_
初めて手に入れたドンケがこれ。
私がドンケバッグの存在を初めて知ったのは、確か1989年発売の日本カメラ誌の特集記事でした。まず驚いたのは、そのデザインです。まさに一目ぼれ。全然カメラバッグらしくない!女性モデルがF-2やF-3Xを担いでいる写真が載っていましたが、全く違和感がありませんでした。次に驚いたのが、中身のカメラを保護するクッションが、申し訳程度にしか備わっていないことでした。
_
同じ年の末、大阪のカメラ量販店を覗いて見たところ、ありましたありました。しかも大量に。その当時はカラーバリエーションが現在より多く、それだけに数が多かったです。ここでどれを買おうかと悩みに悩むこと1時間。店内には「♪カンカンカメラのナ○ワ。イェイ!♪(以下略)」と軽快な音楽が絶えず流れていて、なかなか考えがまとまらなかった記憶があります。
結局買ったのがこのグレーのF-802。価格は、現在の半額以下だったと思います。その後モデルチェンジしたグレーバージョンとは、縁取りのカラーや前ポケットの構造が異なります。(個人的には古いタイプのほうが好きです。)同時にビリンガムの中仕切りを買い、これをマジックテープで取り付けられるよう改造しました。
_
それ以来、ボロボロになるまで愛用しました。有名な撮影地に出かけたときなど、同じドンケでもF-803や805は見たことがありましたが、この802は見たことがなく、それがちょっとした自慢(?)でした。
が、あるとき機材を満載して手提げ紐で持ち上げようとしたところ、「ビー!!」とすごい音がして、手提げ紐を縫い付けてある天井部分が裂けてしまいました。仕方がないので、その部材を全部剥がすことにしましたが、手で引っ張っただけで簡単に取れて唖然としました。
また、ストラップにはゴムが2列に縫い込まれていますが、炎天下で撮影中、Tシャツに貼りついたことがあります。どうやら、長い年月の間に変質するようです。
_
・・・そんなこんなで何度も捨てようとしたのですが、なかなか捨てられず現在に至っています。
_ |
メインページへ 撮影機材のページへ |