A 豊田市自然観察の森 (愛知県 豊田市) |

名古屋鉄道 豊田市よりバス。
東山住宅行き・東山住宅下車 又は 渋谷町5丁目行き・渋谷町5丁目下車、徒歩15分。駐車場あり。
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駐車場とネイチャーセンター(お金かかってます)(2011.6)
豊田市の中心部から東の方角を眺めると、だらだらした丘陵地帯に森が広がっています。自然観察の森は団地と環状道路を隔てた場所に位置し、人工林、二次林、水田、湿地など非常に変化に富んだ環境が維持されています。
遊歩道を歩くと、あちこちに「ユリを取らないで」とか「クワガタを取らないで」といった看板が立っています。嘆かわしいことです。
よい子のみなさんがこれを読(よ)んでいるとしたら、花や虫を密猟(みつりょう)するバカな大人にならないでね!。
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キアゲハ(2006.7) ミドリシジミ(2006.6)
・キアゲハは、森の北部、トンボの湿地付近の畑で見られます。年4回くらい発生していますが、数が多いのは7月か8月ごろでしょう。この湿地は以前は水田で、それを買い取って整備したと聞きました。湿地は区画で仕切られていて、水深が異なるように工夫されています。トンボのヤゴが好む深さは、種類によって違うのだそうです。
・ミドリシジミは6月中旬から下旬に湿地周辺のハンノキ林で見られます。雄同士のテリトリー(縄張り)争いは早朝と夕方に見られますが、日中は花で吸蜜しているか、暑い時にはじっとしていて目立ちません。
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ミヤマクワガタ(2011.6) ヤママユガ4齢幼虫(2011.5)
蝶以外の昆虫も豊富で、全体でどれくらいの種類がいるのか、私には想像もつきません。
・樹液の出ている木には、カブトムシやクワガタの類がやって来ます。毎年夏には、親子向けの観察会や標本作りなどが開催されていますので、興味のある方は公式サイト(別ウィンドウで表示します)で確認されてみてはいかがでしょう。
・動きが少ないので目立ちませんが、探してみるとさまざまな姿をした「ガ」の幼虫が見られます。中でもヤママユの幼虫は、モコモコしていて人気がある(?)ようです。よく見ると可愛い顔をしています。
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左写真:伐採された木に産卵に来たヤマトタマムシ(2007.8)
右写真:オオヒカゲ。クヌギの樹液で吸汁(2007.6)
・真夏の暑いときに目立つのが甲虫類です。伐採された樹木があちこちに積まれていて、タマムシやカミキリムシが卵を産むためやって来ます。そんな場所は彼らにとって恋の場所でもあるようで、産卵する雌を目当てに、雄も集まって来てうろうろしています。
・この森を代表する蝶を一つ挙げるとすればミドリシジミだろうと思いますが、ちょっと面白いところではオオヒカゲが生息しています。
彼らは非常に敏感なので、観察するには、見つかる前に見つける必要があります。樹液のほか湿った地面で吸水するので、あらかじめそういう場所の目星をつけておき、少し遠くから双眼鏡でチェックするのが安全です。本種は愛知県の準絶滅危惧U類に指定されていますが、ここは環境が安定していて居心地が良いのではないでしょうか。
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