北山湿地のギフチョウ  (愛知県 岡崎市)
 
     
    交通アクセス:名古屋鉄道「名電山中駅」より徒歩70分。駐車場/簡易トイレあり。
  
北山湿地は数年前からギフチョウの保護区となっていましたが、現在では岡崎市全域が採取禁止区域となっています。
残念ながら公共交通の便はあまり良くなく、最寄り駅の名電山中駅から歩いてみたところ1時間以上かかりました。前半の幹線道路は車の通行が多いので、ハイキングがてら訪れようという方には、川沿いの農道を歩くのがお勧めです。道程の後半は、近くのゴルフ場に向かう車がありますが、農村風景は風情があります。
 
         
            北山湿地へと続く道(2011.4)(池金町の集落)
 
         
           日光浴(2011.4):右中脚で触角をこすっています。(^^ゞ
 
         
                   生息地(2011.4)
 
湿地に向かう道を行くと、割と奥まったところに駐車場がありますが、日曜日などは混雑するようです。水田の脇の開けたスペースに停めている人もいますが、停めて良い場所なのかどうか私には分かりませんので、車で訪れる人は自己責任で判断願います。ちなみに私は車で訪れた事がありません。
 
 
      ニオイタチツボスミレ              コバノミツバツツジ
 

        タネツケバナ                ムラサキサギゴケ
 
ギフチョウが多く見られるのは、駐車場付近、そこから500m位手前のツツジの咲くポイント、もっと手前のゴルフ場との境界あたりでも飛んでいます。湿地の遊歩道沿いでも見られますが、撮影の難易度は上がります。花に来るところが撮り易いですが、ギフチョウは紫系の色の花によく魅かれ、白っぽい色の花にもやって来るようです。他のフィールドではヤマザクラやアセビ等も見た事があります。
 
       
                  交尾(2012.4)
 
交尾となると、出くわすのは殆ど運です。ギフチョウにしても、同じグループのウスバアゲハにしても、交尾はメスにオスが飛びかかり、もつれるようにして成立するようです。同じアゲハチョウ科でもアゲハチョウやアオスジアゲハのような、求愛のダンス(求愛飛翔)は見た事がありません。生息環境や進化の過程を考えると、こういった生態の違いは興味深いです。
 
 
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