E 愛知県民の森 (愛知県 新城市)
 
 
 JR東海 飯田線 三河槙原駅より徒歩20分。駐車場あり。(入り口のゲートは夜間閉鎖)
 トイレは随所にあり。「モリトピア愛知」で詳細な地図が手に入ります。
 
愛知県民の森は、地図を見ると愛知県の奥まった所にあるのですが、その割に標高は低く遊歩道も整備されているので、手軽に訪れる事が出来ます。豊田市の自然観察の森などに比べると、少々手入れが行き届きすぎている面もあるのですが、私の通う場所としてはクロヒカゲモドキなどここでしか見られない種もいるので、外せないフィールドです。
 
 

モリトピア愛知(2007.12)・・・宿泊施設、レストラン、温泉などがあります。
 
  
 左写真:ホソバセセリの交尾(2007.7)
 右写真:ツマグロヒョウモンの雌(左側)に求愛するミドリヒョウモンの雄(右側)(2007.9)
 
 
・ホソバセセリは、地味なものが多いセセリの中では、白い紋がアピールポイントとなっています。
彼らはこの辺の雑木林周辺で7-8月ごろ見られますが、どこでも見られるという訳ではなく、下草にススキが生えていて適度に開けた空間が必要です。この「林の中で適度に開けた空間」というのが重要らしく、実際そういう場所でしか見たことがありません。
 
・ミドリヒョウモンは6-7月に成虫が見られますが、その後すぐに夏眠に入り、次に見られるのは9月ごろです。一緒に写っているツマグロヒョウモンは近年温暖化の影響か数が増えています。この森では本来見られなかったはずだと思われますが、そのせいかミドリヒョウモンが間違って求愛する場面を何度か目撃しています。しかし交尾に至った場面はまだ見ていません。
 
 
 ミスジチョウ(2009.5)
 
・近縁種のコミスジは年に何回か発生を繰り返しますが、ミスジチョウは年1回、5月下旬から6月上旬にのみ出現します。花にはあまり来ず、渓流沿いの路上で吸水する姿がよく見られます。
 
        
 
 左写真:モリアオガエルの卵塊(2009.5)
 右写真:ミツバツツジ

・5月には水辺の樹上にモリアオガエルの卵塊が見られます。大きさはソフトボールくらい。
この中でオタマジャクシが孵り、下の水辺に落ちるのだそうです。
 
 
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